気まぐれコラム
常日頃、塾生には
「授業中、当てられて黙ったままでいてはなりません。
分からなければ『分かりません』とか『~までは分かるんですけど。。』
とか、とにかく授業を何らかの形で進行するよう頼みます」
と伝えている。
先日こんなことがあった。
高1読解授業の教材に、Centigrade(摂氏)が出てきた折、
私:「摂氏の℃はこのCentigradeって思ってる人も多いんだけど、ほかにもCelciusっていう単語もあってね
・・(中略)・・さて、摂氏に対して、アメリカとかで使う温度測定単位を何ていう?」
誰か:「華氏です」
私:「そだね。じゃ、華氏はFで表すけど、これ何の略?
・・・だ・れ・に・しようかな・あ、Yくん。 君、これ知ってるよね」
といきなり当てる(笑)
Yくんは中1からずっと殆ど欠席もなく通ってきてくれていて、最近は私の大好きなQueen(英国のロックグループ)
を聞いているといい、つい先日もお勧めのアルバムをいくつか紹介したら、喜んでくれた生徒だ。
Yくんは一瞬戸惑い、しかしながらすぐに気持ちを立て直し、すかさず答える。
「ヒントください。」
私はそういう反応は大好きで、Yくんもまたそれをよく分かっている。
その心に対し思わず微笑が浮かぶ。
「ほお^^ んじゃいくよ」
「Tonigh~ I'm gonna have myself~♪」
Yくんが2秒後に答える。
「Fahrenheitです!」
「うむ。正解。」
Queenという共通認識を前提とした、講師と塾生の素晴らしい掛け合いの1ページだった^^
[解説: Queen JAZZ 'Don't stop me now' に、
that's why they call me Mr.Fahrenhei~tという一節がある]